フィオーレ自然観察会124「秋のアートお楽しみ散歩」報告

開催日:11月15日(土) 石神井公園 参加者大人10名 リーダー8名
11月になり、急に寒い季節に入りましたが、この日は晴れて比較的暖かく、自然観察をしながらのアート素材集めがしやすい日となりました。
園内の観察では11月というのにナンバンギセルの花を見ることができました。また普段見る臭いにおいを発するアオカメムシとは異なる愛らしい丸みを帯びたマルカメムシはずいぶんかわいかったです。さらに、ホトトギスとタイワンホトトギスを近い場所で見ることができ、それらの違いを観察することができました。
これまでは額縁、お弁当箱などに見立てた箱を用意して、その中でアート作品を作っていたとのことでしたが、今回は箱を用いず、額縁自体も自分で工夫するというものでした。
参加者皆さんがどのようなアート作品を作るか楽しみにしていました。個人ごとに作品を制作するのではなく、グループごとに広場のテーブル全体に作品を作っていました。グループでの制作では幸いにもみなさんでテーマが決まり、立体的な作品を作ったり、落ち葉の一部に穴をあけて顔に見立てたり、枯葉で囲んだ額縁の作品と、それぞれ異なった大きな作品ができ、参加者皆さんが楽しんでいました。
どのグループも自然にテーマを見出し、創意工夫に富んだ表現が見られました。中には、葉をテーブルの縁に並べて額縁に見立てるなど、自然素材の特性を活かした作品もあり、どれも個性豊かで見応えがありました。
自然観察とアート制作が融合した観察会は、自然との対話を深める貴重な機会となりました。観察を通じて得た発見がそのまま創作のインスピレーションとなり、自然の中で創造する喜びを改めて実感しました。今後もこのような活動に積極的に参加し、自然とアートの関係をさらに深めていきたいと感じました。(五十嵐)

