生物多様性とNACOTの活動


地球に命が誕生して38億年、長い時間を経て、現在の生命の多様性が生まれました。地球上には分っているだけで175万種の生物がいることが確認されています。さらに未確認の生物を加えると生物の種は1000万から1億と推定されています。

生物の多様さには、様々な種の生物がいることによる種の多様性、遺伝子の多様性、生態系の多様性という3つのレベルでとらえています。



生物の多様性とは、全ての生命の多様さと、それらがつながりを持っていることをいいます。私達の暮らしは、生物多様性の恵みを利用することから成り立っています。

残念ながら、大規模な開発、外来生物の侵入、温暖化や気象の変動、化学物質による汚染などにより動植物の絶滅は加速しています。生物多様性が失われ、自然環境のバランスを失うことは、私達が自然の恵みを失うことです。私達の暮らしを維持することもできなくなってしまいます。

生物多様性の保全は、自然保護の目標であり、人類の今後の存続と地球規模の生態系の急激な変化を防ぐために何より必要なことです。

             



2010年は国連の生物多様性の年、10月には名古屋で生物多様性締結国会議(COP10)が開催されます。生物多様性条約は、1992年にリオデジャネイロで採択されました。現在は日本を含め世界191ケ国が締約しています。COP102010年の目標達成状況や2010年後の目標を決める大変重要な会議です。日本政府は議長国として参加各国をリードし、生物多様性を護るための高い目標を決定することが求められています。

NACOT20101月に生物多様性プロジェクトチームをつくり、生物多様性の年、COP10の支援を計画、推進しています。また、CBD(生物多様性条約)市民ネットワークに加入し、全国の市民グループ、NGONPOとともにCOP10に向けた活動を行っています。

NACOTは都内各地で行なっている自然観察会、自然調査、イベント、自然保護活動は市民の皆さんとともに、自然を護り、四季の地域の自然の不思議や美しさを共有するためのものです。こうした活動は生物のつながりや生物多様性を護るための活動です。